コスタリカ開発事業

1970年代当時、カーネーションは世界的にウイルスによる汚染が著しく、苗や切花の出荷にあたってウイルス・フリー苗(無菌苗)が要求されていましたが、中南米においては、まだこの苗が作られていませんでした。当協会は、1978年から91年まで、中米コスタリカ共和国の首都サンホセ州サンタアナ市に花卉園芸センターとして農場を建設し、カーネーションのウイルス・フリー苗の培養と切花栽培、さらに事業地域での適性品種を選定することを目標として活動してまいりました。

また、その技術を周辺農民に普及し、コスタリカ共和国の花卉栽培技術の発展・向上と花卉産業の振興に寄与することを本開発事業の目的としました。