ラオス開発事業

ラオスが経済的独立を図り、現地の人々がより豊かな生活を送るには、農場経営に日本の技術協力が必要であると考えました。そこで1964年に当協会は、ラオス市内にレイタク・カンバイ農場を設立し、将来的に養蚕業・製糸業を海外への輸出事業として発展できるよう、力を尽くしました。

事業の中心であった養蚕事業は、蚕種の品質改良や、乾繭(かんけん)技術・製糸技術など日本の優れた技術をラオスへ導入しました。また、栽桑事業や園芸事業も米をはじめとして様々な野菜の試験栽培を行うほか、堆肥作り、土地改良などを行い成功をおさめました。

残念ながらラオスの情勢悪化のため、1976年に当事業を中止せざるを得なくなりましたが、人材育成という面では大きな役割を担うことができました。