よもぎの会とは

■ 「ティテパティよもぎの会」とは

「ティテパティよもぎの会」は、鍼灸師・畑美奈栄さんが中心となってネパールに東洋療法である鍼灸・指圧治療を普及し、ネパール人の健康回復に寄与する ために、1992年(平成4年)に設立されたNGOです。
■ 成り立ち
  ネパールのヒマラヤの麓をトレッキング中に病気になり、近くの村で手厚い看護を受けた一人の日本女性が、その下山途中、高熱によって衰弱していることが人 目でわかる幼児を抱えた母親に会いました。ところが、その日本人女性は、母親の訴えるような、すがりつくような必死の思いをこめたそのまなざしを、早く日 本へ帰国したい一心で振り切って立ち去ります。しかし彼女は、自分が見知らぬ土地で親身の看護を受けながら、あ の母子を見捨ててしまったという思いが、帰国後も日を追って強くなり、次第に「医療設備が極端に不足し、病気に苦しむ人の多いネパールに、十本の指とわず かな消耗品だけで治療のできる鍼灸で恩返しをしたい」と思うようになりました。

 やがて彼女は、当時の職を捨て、40代半ばで鍼灸学校に入学、卒業して鍼灸師の資格を取得し、単身でネパールに渡って、カトマンズで治療活動を始めま す。さらに、より広く深く人々の間に入り込めるよう、無料奉仕による治療の傍ら、地元大学の語学科に入学して、ネパール語を習い始めました。その情熱と活 動が次第に現地の評判と信頼を得、また、病気の80%以上が鍼灸によって治癒または症状緩和に有効ということが理解されるようになりました。しかし、たっ た一人での努力では限界があり、年齢的にも長期間の継続は無理と考え、彼女は現地のネパール人鍼灸師の養成を考えます。

 そこへ、彼女の活動と鍼灸治療効果を認めたネパール赤十字カトマンズ支部の幹部から、赤十字の敷地提供の提案がありました。こうして、彼女の夢であった 鍼灸技術者養成学校(OTTC・東洋医学専門学校)の建設と運営が、次第に具体化されていきました。そして、この女性、畑美奈栄の知人を中心に、彼女の活 動に賛同する人々が集まり、彼女の活動の資金援助を目的とした「ティテパティよもぎの会」が1992年6月に発足しました。